花と土の家 バラを楽しむ/イングリッシュナチュラルガーデン

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今月の植物:クレマチス、ひまわり、アサガオ、ハイビスカス、ブッドレア、セージ、バジル    花と土の家 updated 2010-07-29

こちらのコーナーは、イングリッシュ・ナチュラルガーデンについての説明をご覧いただけます。当店でのバラの開花状況フォトアルバムもご覧いただけます。

バラを楽しむ

バラの種類/系統

バラの分類方法は実際の組織団体等で微妙に異なり定まったものがないので基本的(代表的)なものを説明します。
rosedata.jpgクリックすると拡大表示します。【オールドローズ/アンティーク系統】
1867年に発表された「ラ・フランス(HT) 」より前の系統。野生の原種であるワイルドローズを含める、または含めない場合もあります。主な系列としてガリカ系(G)、ダマスク系(D) 、アルバ系(A) 、ケンティフォリア(センティフォリア)系(C) 、モス(M)などがある。優雅な花形に豊かな香りが特徴である。オールドローズには一季咲きの品種が多い事で知られています。 他にもブルボン系(B)、チャイナ系(CH)、ノワゼット系(N)などもあり、その系統から作出したものは全てオールドローズと考えることも有ります。
【モダンローズ系統】
四季咲きの木バラ(ブッシュローズ)とツルバラ(クライミングローズ)があります。「ラ・フランス(HT)」以降の品種。ハイブリッド・ティー系(HT)大輪咲きの木バラで、1茎に1輪咲かせるタイプです。花型は、バラ独特の剣弁高芯咲きの品種が多くみられます。フロリバンダ系 (FL)中輪房咲きの木バラで、木全体に花を咲かせてそのボリュームを楽しむタイプの品種です。ミニュチアローズ(Min.)極小輪房咲きでコンパクトになります。花壇に植えたり、鉢やプランターで楽しむのに向きます。 四季咲き木バラには、ほかに小輪咲きのポリアンサローズやパティオローズ系統があります。ツルバラ(CL.)ハイブリッド・ティーやフロリバンダローズから枝変わりで生まれた中大輪咲きと、日本のテリハイバラの血が入った小輪房咲きのランブラー系が代表的。一季咲きの品種も多く、一般的に見られるものとして四季咲き性、華やかな花形と色彩が特徴です。
【イングリッシュローズ系統】
1969年、オールドローズとモダンローズの特徴を合わせ持つ新たな系列です。モダンローズに含める場合もある。このほか、樹形によってブッシュ(木立)、シュラブ(半つる性)、クライミング(つる性)などに小分類する。また小型のものはミニチュアローズといわれている。花の形には、剣弁高芯咲き、ロゼット(多芯)咲き、カップ(盃状)咲き、一重咲き等その形状別に分類があり、バラを選ぶ際の要素です。

バラ栽培を始める前

現在出まわっている観賞用のローズは、東ヨーロッパ原種のバラだけではなく、日本や中国原種のバラ科の植物を基に品種改良した品種が多く、今日のローズの革命的変化を与えた原種が日本を中心とした東アジアのバラです。そして、元々山や谷に自生していた丈夫な植物ですので、その遺伝子を引き継いでいます。ローズは品種に関わらず、日差しが必要です。半日陰の環境または、1日3時間程度日光を浴びれる環境であれば、蕾の付きは少々減りますが綺麗に花を咲かせてくれます。
園芸店等で、数十種類のバラの中から最良の苗を購入するのは、とても困難です。庭植え、鉢植えできる日当たりの良い場所を確保出来るのでしたら、一季咲き、四季咲きのどちらかを選び、まず育ててみましょう。よっぽど酷い管理でない限り成長してくれます。まずは経験が大切です。ローズの書物は膨大です。何でも柔軟に、肩に力を入れずとにかく始めてみましょう!

イングリッシュローズ樹形

IMGP1737.JPGクリックすると拡大表示します。・ 低潅木性(シュラブ)
イングリッシュローズの基本樹形はシュラブタイプです。
育成条件によっては(特に温暖地)伸びることもあるので、つるバラのように仕立てたり、また剪定で木バラのHTやFLのように、ある程度の大きさの樹形で整えることもできます。花色も変化しやすい品種がほとんどです。
・ 直立(木立)性(ブッシュ)
直立性(ブッシュ)タイプと分類していますが、イングリッシュローズの基本樹形はシュラブです(広がるタイプ)、その中で比較的素直にまとまりやすい樹形のものです。また剪定で木バラのHTやFLのように、ある程度の大きさ樹形で整えることもできます。
・つる性(アーチ)
伸張力があり、一般にはつるバラとして仕立てる品種群です。剪定で調節して、中~大型のブッシュやアーチタイプとしても育成することができます。気候や育成条件によって、より伸びることもあります(特に温暖地)。

バラの管理

【植え付け】
バラを庭植する場合は、苗の2倍ほどの根穴が必要です。約直径及び深さ30cm前後を掘ります。鉢植えの場合は、購入時の鉢の大きさにもよりますが、根がしっかりとした健康な状態(白からクリーム色の根)であれば、そのまま根に触らずひと回り大きな鉢に植え替えます。成長の度合いにもよりますが、2年目の休眠期まで植替えの必要はありません。
土の状態は、通気性があり、保水性もある環境にする必要があります。特に、鉢植えの場合は必ず、ピートモス、稲藁、バーク堆肥等を培養土に混ぜた土を用意します。庭植も同様です。根穴30cmに根を入れてその周りに、通気性の良い土をかぶせます。心配であれば、園芸店やホームセンターのガーデニングコーナーで売っている、バラ専用土を利用してください。最後にたっぷりのお水を与えます。特に鉢植えの場合、毎日の水遣りは欠かさずにおこないます。極度の乾燥は禁物です。

【肥料/栄養剤のタイミング】
春の成長期から開花前まで根元の周辺に与えます。固形の肥料は、ゆっくりと栄養分が染みこみます。水溶性の栄養剤は1、2週間に1回程度与えます。ここで注意することは、開花が始まったら、肥料は少し減らすか与えません。過剰な肥料は、花の奇形やバラ自体が弱ってしまう場合があります。肥料を与え過ぎると、元気なシュートが出にくくなります。

【剪定方法】*温暖地域(関東以南で日本海側を省く)
四季咲きの剪定は十分注意します。最初の満開が終わりを向かえ、その枝から細い新しいシュートが伸びてきます。特に夏の剪定は蕾から下を弱剪定。冬の剪定は、1月後半から3月上旬の休眠期に、来年の開花を期待して、全ての枝を剪定する必要があります。
四季咲き系で秋(10月~11月)に綺麗に開花させる為には、真夏の開花はNG。秋まで栄養を貯めてもらう為に開花後直ぐに切り取るか蕾を摘み取ります。雨の続く期間は剪定はしない方が無難です。
半つる性、つる性の品種は剪定は殆ど必要ありません。先端から乱れた部分を弱剪定する程度。その後、自然に枝を伸ばし、その新しい枝から蕾をつけていきます。
ほとんどのツルバラは、伸びた枝をやや横に誘引して固定する必要があります。花を沢山咲かせるコツです。品種によって真っ直ぐ伸ばしても多く開花する品種もあるようです。
その他の一季咲きブッシュ系で真っ直ぐ上に伸びる品種は、根元近くから伸びるシュート(新しい枝)がある場合、むやみに強剪定しない方が宜しいかと思います。来年シュートの先から蕾をつけることが期待できます。元木が腐っていたり、古くなってきた枝がある場合、1/3の古枝は弱剪定で残し、その他の枝を強剪定します。バラの基本的な剪定の場所は、上部から3つ目程度の節目の部分から剪定します。
かなり丈がある場合は、好みの場所(芽の上部)で剪定します。切り過ぎに注意します。
春、5月中旬以降開花が進みますので、コツコツ咲きがらを摘みます。また、花芽の付かなかった枝(ブラインド)は、通常の枝と同じく5枚葉の上で切り戻しておきます。

名称未設定-21.jpgクリックすると拡大表示します。◇夏剪定は秋の満開のため◇
*バラの夏剪定はバラ栽培にとって大切な作業ですので、欠かさず行いましょう。
*夏フロリバンダの剪定はHTよりも軽くします。
  内側に向かって伸びた枝を取り除き、残った枝を整枝の程度で剪定します。
  枝を多めに残しましょう。
*ハイブリッドティー、フロリバンダは、8月下旬に夏の剪定を行います。
  枯れ枝や込み合った不要な枝を根元から取り除き、樹形を整えながら、株の大きさが全体の
  3分の1~2くらいになるよう剪定します。
  葉を減らしすぎないよう、冬の剪定よりも浅めにします。
*夏の間ところどころ返り咲いているオールドローズや四季咲きのイングリッシュローズは、花後
  なるべく早く花がらを切り取ります。新しく伸びたシュートは夏の終わりに枝先を摘む程度にします。

【冬越しの管理】
霜や雪などで根が凍ってしまい根腐してしまいますので、特に寒冷地の場合はマルチングして、腐葉土や藁などで根元周辺を覆って霜から根を守ってください。関東以南でも念の為、同じように対処するか、根元周辺に冬季でも元気に成長する草花を植えてバラの根を守るように工夫します。

【害虫駆除】
5月から11月までアブラムシなどの被害を防ぐために、定期的に観察することをお薦めします。万が一アブラムシが発生した場合は、駆除用の薬剤を散布します。
黒点病、うどん粉病、べと病、灰色かび病などの場合は、決定的な特効薬はありません。糸状菌(カビ)が原因の場合が多く、細菌やウィルスを除去する治療薬はありません。
余り酷い状態の場合は残念ですが、周辺の伝染を防ぐために焼却または破棄することが必要です。
回避する最大の方法は、予防対策です。
元々病気の苗を購入しない限り病気になることは殆ど考えられません。
先ほど説明したとおりの植え付け手順を踏まえて管理すれば特に問題ありませんが、バラを植えつける周辺の環境(蒸し暑くない、通気性がある、草花が密集し過ぎてない、近くにアブラムシや病気が発生している草花はない)が必要です。
また、有機系の水溶性害虫及び病気駆除剤(ミスト)を2月から定期的に散布しています。
缶のスプレータイプは、葉が痛みますので避けてください。
この事さえ頭に入れておけば80%以上病気や害虫に悩まされることはありませんよ。
店長の私の管理するイングリッシュ・ローズとモダンローズは、4年間一度も病気や害虫による被害はありません。春と蒸し暑い時期だけ定期的に状態をチェックしてるだけでOK!
余り難しく考えないことも大事です。

◇もっと詳しくお知りになりたい場合は、TOPページの植物の相談BBSでご相談ください。

バラの歴史や由来のリンク フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9

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