花と土の家 寄せ植えの仕方/植物の植え方育て方アドバイス

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今月の植物:クレマチス、ひまわり、アサガオ、ハイビスカス、ブッドレア、セージ、バジル    花と土の家 updated 2010-07-29

寄せ植えのアドバイス

土造りが大切です Let's make a lot of flowers bloom.

ガーデニングに慣れてくると「寄せ植えを楽しみたい」という人が多くなってきますね !!
でも、見るのと自分で寄せ植えするのとでは大きな違いがあったりします。そこで、植物を育てる基本とプロっぽい寄せ植えのつくり方を説明します。

*ポイント1!近い色合いでバランス良く。
*ポイント2!葉の形や大きさの違いで奥行きをもたせる。
*ポイント3!カラーリーフで個性的に演出する。



CIMG1977.JPG

アドバイス12

ポイント1:乾燥が好き?湿っぽいのが好き?

PHs072_017.png種類によって湿度管理に違いがあります。
ですが、一般家庭用のほとんどの植物はやや乾燥気味に管理するお花ばかりです。特に湿った日陰、水辺や湿地帯で育つ品種以外、土が乾燥しはじめてから2日~1週間程度の間潅水はしません。これをドライ期間といい、乾燥すると水分を求めて「新しい根」が地面に伸びます。この繰り返しが元気な根、茎、葉にさせる管理になります。特に鉢に寄せ植えする場合は、同じ湿度管理が必要な種類を選ばなくてはいけません。


ポイント2:お日様は好き?日陰が大好き?

SF169.jpg湿度の次は、どの程度「日照時間が必要か?」
ということに注意してください。こちらも一般家庭用のほとんどの植物が、半日陰(日照1日/8H前後)必要です。最低でも4時間以上の直射日光や明るい場所で管理します。ここ数年「明るい日陰」でも栽培できる植物も増えてきています。シェードガーデン向け植物と書かれた種類です。ほとんど直射日光が必要ないものです。カラーリーフ系や高山植物系などがそれにあたります。その事も考慮して、ご自身のお庭やお部屋の環境を確認して、寄せ植えに取り入れてください。


ポイント3:葉の色は?形は?大きさは?

PH072_008.JPGただ好きな花だけを寄せ植えしても
バランスや形がおかしくなってしまいます。失敗を極力なくす為には、葉の大きさや形、大きさをバランスよく配置します。中心から徐々に大きな葉の植物を配置します。中心は、小さい、細い、短い葉をもった種類を選びます。一番外側には大きなリーフの植物を配置した方が豪華に「ブーケ」のようにバランスの良い寄せ植えになります。
*吊り下げやハンギングの場合は、一番外側に垂れ下がる植物を配置することも*素敵です。*その際は、葉の形は余り気になりませんので、大きな葉と小さな葉の植物を*バランス良く寄せ植えします。


ポイント4:草丈は低いの?高いの?植物の特性は?

PH072_021.JPG草丈のバランスです
2、3ヶ月後の成長した姿も想定して配置します。基本は、背景に草丈の高いものを手前には草丈の低い植物を植えます。配置は、平面で考えてはいけません。奥行きや縦のバランスが大切です。
*吊り下げやハンギングの場合は、中央に草丈の高い植物を配置することも素敵* です。*放射線状に配置したり、垂れ下がる植物のバランスを考えて「こんもり」と仕上げ*ることもあります。


ポイント5:花は何色?大きさは?

PH072_009.JPG全体的な色にも気を配りましょう
たとえば明るい日陰に置く寄せ植えでしたら、濃い色のお花やリーフは目立ちません。その場合は、明るい単色系のスッキリした色を選びます。ホワイト系、明るいオレンジ系、爽やかなレッド系などです。それから背景となる周りの環境にも関係があります。白い壁の前に寄せ植えを置く場合、ホワイト系では溶け込みすぎてボケて見えます。その場合は、明るいオレンジ系や色の濃いイエロー系などのお花を選びます。また、背景が濃いグリーンや木目のダーク系などの場合は、ホワイト系など淡い明るいお花を選びます。


ポイント6:一年草なの?多年草なの?

PH072_018.JPG数ヶ月経つと、枯れてしまう
植物も目だってきます。それは、ワンシーズン(一年草)のみ元気に咲いてくれる植物が含まれている為です。寄せ植えを作る場合、特に鉢植えの際に注意が必要です。素敵な寄せ植えの植物が、一つだけ枯れてしまってバランスが悪くなってしまい、その部分に再度植え込みが難しくなる事が多いのが現実でしょうか。春夏秋冬のシーズンごとに植え替えするか、宿根多年草だけをセレクトして、出来るだけ、長く寄せ植えを楽しむか最初に決めておく必要があります。一つだけ植え替えする場合は、他の植物の元気な根を傷めないようにします。ですが、それは結構難しいですね。


ポイント7:鉢の形は?色は?質や大きさは?

PH072_010.JPG鉢のデザイン性にも注意してください
シャープでスタイリッシュデザインの鉢に、素朴な花は余り似合いません。また素朴なデザインの鉢に、豪華で大きな花もお勧めできません。縦に細長い鉢、楕円形の鉢、四角い鉢等色々なデザインがありますので、寄せ植えを置く環境に合った鉢を選んでください。


ポイント8:大切な土造りに気を使ってる?

PHs072_017.png実は、寄せ植えでの基本中の基本は
「土作り」です。狭い環境に沢山の植物を植えるので、根が詰まったり根腐れしたりと、アクシデントが多いのも寄せ植えの弱点です。出来る限り、通気性と保水性の土にしてくださいね。ホームセンター等で売られている培養土でも問題ありませんが、その商品の特徴や特性を比較して選んでください。
固めの赤玉、腐葉土が一般的な基本土です。その他に、植物に合わせて鹿沼土、ピートモス(PH調整済み)、パーライト、バーミキュライト、バークたい肥、再生木質炭(根腐剤)/苦土石灰(アルカリ質改良剤)などを混ぜます。


ポイント9:お水のやり方知ってる?

PH072_003.JPG毎日の管理では、お水の与え方が重要
になります。基本は、乾燥気味に!土が乾いたらタップリと与えます。
[関東地域の潅水例]04月~6月 : 朝又は夕に1回散水。
梅雨時期  : 控えめ乾燥気味に。水腐れに注意!
08月~10月 : 朝と夕に散水。高温の日は3回散水。(鉢植えの場合)
11月~12月 : 朝又は控えめ乾燥気味に。
冬期/霜期 : 湿度が低く乾燥している場合は、土も乾き易いので晴れている朝や気温が高い時間帯に潅水します。
*冬季は、霜が降りる日が多いので夕方や夜に潅水すると土が凍って植物の根がダメージ(凍結、呼吸困難等)を受けるので絶対
  避けてください。(屋外の場合)


ポイント10:肥料や液体肥料(栄養剤)は使ってる?

PH072_034.JPG成長期、開花期には肥料よりも
液体肥料(栄養剤)を散布した方が、花もちも良くなり元気に長く楽しめます。液体肥料を散布する場合は、その日の潅水の変わりになるので、真夏に2回潅水する場合の1回分の水は与えません。1週間に1回程度が目安ですが、植物が弱っている元気がない場合は、適量よりも薄めに溶液を作り水の変わりに散布します。元肥、追肥は、直接根に触れないように混入してください。
*液体肥料(栄養剤)選びのヒントとして、窒素、リン酸、カリウムの他にカルシウムや*オリゴ糖、ミネラル分(鉄)がバランス良く配合された商品をお勧めします。


ポイント11:植物の3大栄養素 N窒素 Pリン酸 Kカリウムそして鉄

PH072_047.JPG≪窒素N≫葉を育てて花を大きく咲かせる成分
窒素が不足すると葉が赤黒くなったり幹が固くなったりする。与え過ぎると葉や茎は繁茂するが軟弱になって病気にかかり易く花も小さくなるのでマイナス。≪リン酸P≫茎や葉や根を大切にし、蕾の生育を充実させる。病気や害虫に対する抵抗力をつける。与え過ぎると根や茎を老化させる。(植物の寿命が短くなる可能性がある)≪カリウムK≫茎や葉、根を丈夫にし病気や害虫に対して抵抗力を強くする。与えすぎは、茎や葉を固くし花も小さくなるが、家庭用栄養剤では気にするほどの量ではないので、カリウムは肥料に大変有効。
また、成長が悪い、根が成長途中、種から育ててまだ若い苗には、鉄分が必要です。鉄分は、光合成を活発に促すための必須元素です。


ポイント12:肥料の与え方イメージ

PH072_050.JPG苗の成長期は、Nを多め
PとKが少なめの肥料。比率 10:5:5 又は 10:5:10
○成株、開花・結実期は、NとKは少なめ、Pは多めの肥料。比率 5:10:5
○充実~休眠期は、NとPを少なめとKが多めの肥料。比率 5:5:10 又は 3:5:10
*メーカーによって比率の数値は様々なので、多いか少ないかでほぼ判断できます